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【ワインバー葉隠 9周年 顛末記】

たくさんの皆様のお陰でワインバー葉隠は9周年を迎えることが出来ました。

思い返せば9年前の3月に店舗の内装工事を始めた矢先に東日本大震災が起きました。 銀行の融資申請を止められそうになったり融資がなかなか降りずに最後は新幹線のチケットを換金しながらお金を回しながら5月9日のオープンを迎えるなどドタバタで始まった9年でした。

オープン後は様々な事にチャレンジして来ましたが最大のチャレンジはコラヴァンでした。2013年の8月に海外のワインメディアをネットで検索していた時にコラヴァン発売のニュースを見てワインを酸化させずに長期間愉しめると言う革新性に驚愕してすぐに友人の伝手を辿ってアメリカからコラヴァンを手に入れました。使ってみると本当に驚きの保存性でした。お店で使用し始めると、アルゴンガスが食品添加物の指定を受けていなかった為に保健所の指導を受けて始末書を書く羽目になりました。 すぐに方向転換してアルゴンガスの食品添加物指定を目指すキャンペーンをインターネットの署名サイトで立ち上げました。「みんな共感してくれる」という甘い期待はもろくも崩れ新技術導入の最大の障壁がワイン業界の人々の意識だったことがわかり私自身非常にショックを受けました。ワインを酸化させずに長期間お客様に提供出来る事で最も便益を受けるはずのワインを売る側の人たちの無関心さに「新しすぎるものは受け入れられない」ことを学び、実際にコラヴァンで何が出来るかを自分自身がお店で見せることを決めグラスワインの数をどこまで増やせるかに挑みました。 コラヴァンを大容量ボンベにつなぎガスのコストを劇的に削減する事、シャンパーニュにアルゴンガスと炭酸ガスを注入して3週間保存する事を可能にするなどかなりエッジの効いた革新的な技術を確立し技術的には数百種類のグラスワインを提供出来ることが可能となりました。 しかし種類を増やすことが出来ても店舗の席数の制約から提供出来るグラスワインの数に限界がある事も見え提供グラスワインの数も80種類で頭打ちとなってしまいました。 種類を増やせないなら質を上げようと ・ボルドーグレートヴィンテージ垂直試飲セット ・コートドール村別飲み比べセット ・ヴォーヌロマネ 村名~特級畑飲み比べセット などのテイスティングセットの開発に取り掛かっていた時に今回のコロナ騒動がやってきました。 2月から顕著な売り上げの減少が始まり3月には大幅な減少に見舞われ3月25日の小池都知事による自粛要請会見を見て休業を決めました。無理にお店を開けて仕入を続けて支出を増やすよりも思い切って店を閉める事で最低限の支出に抑える閉じこもり戦略です。 お店の営業がなくなり時間が出来たので金融機関からの緊急融資の申請手続きや雇用調整助成金によるスタッフの休業補償などの対策を早めに仕掛けることが出来たため、窓口が大混雑する前にある程度の手続きを進める事が出来ました。 当座の資金を確保した後、今後について様々に考えた末に至った結論が 『高品質ワインを小容量ボトルに詰め替えて  皆様のご自宅に届ける』サービスへの転換です。 今回のコロナ騒動は私たちの生活習慣を大きく変えるきっかけとなります。 仕事はリモートワーク化が進み会社への出社日数は減少する傾向が進みます。この流れはコロナが無くても台風や地震、猛暑など様々なリスクが増大する今日において必然の流れです。 私たちのコミュニケーションも変化が進みます。リモートワークのために始めたZoomなどによる遠隔コミュニケーション技術の導入は仕事のみならず個人の活動にも変化をもたらし習い事や個人的な飲み会も自宅で行う機会が劇的に増えます。 もちろん対面のコミュニケーションが無くなると言っているわけでは全くなく遠隔コミュニケーションの「割合が増える」という事です。次の日に仕事がある日に無理に外で会わなくてもお互いの自宅で軽く飲んで語るというコミュニケーションが出来る事を今回のコロナ騒動下で多くの人が知ることになった影響は今後も続くと私は考えています。 自宅で過ごす時間が増えれば今まで外で得ていた経験を自宅でも経験したいと思うのが人の常でワインの消費において最もネックになるのが自宅では『グラスワインでいろいろなワインを愉しむ事が難しい』という事です。 このネックを解消するサービスが詰め替え販売です。 今回の福袋販売で現状の在庫を一掃し新たな資金を得る事で今後の詰め替え宅配サービスのラインナップを拡充して行きます。遠隔地同士で同じ高級ワインの飲み比べセットをZoom飲みで愉しむなど今までにない新しいワインの愉しみを提案して行きますのでどうぞご期待ください。 私たちが今までチャレンジして来た。 ・コラヴァンによるグラスワインの提供 ・シャンパーニュの長期保存 ・テイスティングセットの開発 はどれも今回のサービス転換で中核となる技術です。 店舗と宅配サービスとの相乗効果でより質の高い革新的なワインサービスを目指して参りますので 皆様今後とも変わらずワインバー葉隠を よろしくお願いいたします。 ワインバー葉隠 槇田 貴久


#家飲みワイン #コロナに負けない #スタートアップ


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